歯周病の進行段階 恵比寿駅徒歩20秒の歯医者 松林歯科

COLUMN 歯科コラム

歯周病の進行段階

歯周病
歯周病の進行段階

歯周病は、最終的に歯が抜け落ちる進行性の病気です。4つの段階を経て進行するため、最終段階に入る前に食い止めましょう。

本コラムでは、歯周病の4つの進行段階についてご解説いたします。歯周病のケア方法もぜひご参考ください。

歯周病の進行レベルは4段階
歯周病は、歯茎や歯を支える歯槽骨などに炎症が起こる病気の総称です。「サイレントディジーズ(静かなる病気)」と呼ばれており、悪化するまで痛みや自覚症状が少ないのが特徴です。

歯茎に炎症がある状態を「歯肉炎」、歯を支える歯槽骨や歯の根を覆っている歯根膜に炎症が広がった状態を「歯周炎」と呼びます。歯周病は以下の段階で進行します。

・レベル1:歯肉炎
・レベル2:軽度の歯周炎
・レベル3:中程度の歯周炎
・レベル4:重度の歯周炎

最初の段階では、歯肉炎による歯茎の炎症が起こります。この時点では痛みがなく、歯みがき時に出血が見られる程度です。

歯肉炎が悪化すると、歯と歯茎の間にある歯周ポケットと呼ばれる溝が深くなります。さらに歯を支える骨が溶け始めると、軽度の歯周炎が進行した状態となります。歯みがき時の出血に加え、歯茎がむずむずすることがあります。

中程度の歯周炎では、歯茎が痛む、膿が出るなどのほか、歯がぐらつき始めます。重度の歯周炎にまで進行すると、骨が溶けて歯を支える力を失い、最終的に歯が抜け落ちます。

歯周病を悪化させる原因については、以下のコラムをご参考ください。

「歯周病を悪化させる要因 」

歯周病を進行させないためのケア方法
歯周病を進行させないためには、セルフケアが重要です。毎日の歯みがきでは、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使い、丁寧に汚れを落としましょう。定期的な歯科医院でのケアにより、普段の歯みがきでは落としきれない汚れを除去するのも効果的です。

また、免疫力を高めるために食生活を見直し、血行不良の原因となる喫煙を止めるなど、生活習慣の改善も歯周病の予防につながります。

当院では、歯石を除去するためのスケーリングや、歯みがきのアドバイスを実施しています。歯周病に不安がある方はぜひ一度ご相談ください。

Q1:歯周病の初期症状を教えてください。
A1:歯茎が腫れており、色が赤い場合は歯周病の初期症状の可能性があります。口臭がきつくなったと感じる、歯茎から血が出る場合は歯科医師に相談しましょう。

Q2:歯周病は自然治癒しますか?
A2:歯周病は自然治癒しません。気付かないうちに進行し、歯の骨を溶かす恐ろしい病気です。歯周病かもしれないと思った場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

記事監修 医療法人松林歯科 院長 松林 忠敏

深谷矯正歯科 院長 深谷哲郎

略歴

  1. 1987年

    城西歯科大学卒業 歯科医師免許取得

  2. 1989年

    スウェーデン・イエテボリ―大学内ブローネマルククリニックにてオッセオインテグレーション・インプラント・コース受講

  3. 1992年

    千葉県習志野市にて開業

  4. 1996年

    アメリカ・ボストン・シンポジウム参加

  5. 1996~1999年

    ブローネマルクオッセオインテグレーションセンター東京(BOC)にて非常勤勤務

  6. 1997~2003年

    アメリカ・サザンカリフォルニア・デンタル・セミナー参加

  7. 1998年

    カナダ・マギール大学主催エステティック98参加

  8. 1998年12月

    医療法人社団泰照会理事長に就任

  9. 1999~2003年

    スウェーデン・ブローネマルクオッセオインテグレーションセンターにてセミナー参加

  10. 2004年

    アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ大学医学部
    分子生物遺伝子工学センター客員研究員として赴任

  11. 1992~2004年

    医療法人社団泰照会理事長、コスモス歯科クリニック・津田沼南歯科両院院長歴任

  12. 2005年

    東京都渋谷区にて松林歯科開院 現在、松林歯科院長

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