インプラントと骨量の関係性 恵比寿駅徒歩20秒の歯医者 松林歯科

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インプラントと骨量の関係性

インプラント
インプラントと骨量の関係性

インプラント治療は顎の骨に人工歯根を埋め込み、欠損した歯を補います。
天然歯に近い感覚で咀嚼が可能で、見た目も自然で美しい仕上がりになるため、多くの方に選ばれています。

ただし、インプラント治療は顎の骨を利用するため、骨量が不足している場合には治療が難しいケースもあります。この点については事前の確認と適切な対応が必要です。

本コラムでは、インプラントと顎の骨量の関係について詳しく解説します。また、骨量が少ない場合でもインプラント治療を受ける方法についてもご紹介しますので、治療を検討されている方はぜひご参考にしてください。

インプラント治療に関係のある「骨量」とは

インプラント治療を行うためには、顎に十分な骨量が必要です。
インプラントの土台(人工歯根)は顎の骨に埋め込むため、理想的には高さ10mm以上、幅6~8mm以上の骨が求められます。ドリルによる損傷や骨吸収を考慮し、余裕を持った骨量の確保が重要です。
治療には年齢制限がないものの、骨量は加齢とともに減少する傾向があります。さらに、以下のような要因でも骨量が減少することがあります。

・歯周病
歯周病による炎症が歯茎だけでなく骨にまで及ぶと、顎の骨が溶けてしまう可能性があります。

・入れ歯の使用
入れ歯を長期間使用していると、顎の骨にかかる刺激が不足し、骨量が減少することがあります。

・歯がない状態が続く
歯が失われた状態を放置すると、顎の骨が刺激を受けず、徐々に痩せてしまいます。

骨量が不足している場合は、骨造成という処置で骨を補うのが一般的です。顎の骨量に不安がある方は、まず歯科医師に相談し、最適な治療計画を立てることをお勧めします。

骨量が少なくてもインプラント治療は受けられるのか?

顎の骨量が不足している場合、骨造成によって骨を増やし、インプラント治療を可能にします。
主な骨造成方法は以下の通りです。

・サイナスリフト
・ソケットリフト
・骨誘導再生法(GBR法)

治療箇所に応じて、適切な骨造成方法が選ばれます。
たとえば、サイナスリフトや骨誘導再生法(GBR法)では、まず骨量を増やし、その後インプラントを埋め込みます。一方、ソケットリフトは骨造成と人工歯根の埋め込みを同時に行えるのが特徴です。
また、骨造成により骨量が増加するまでの期間は方法によって異なります。そのため、インプラント治療が完了するまでの期間にも差が出る点を理解しておくことが重要です。

治療を検討する際のポイント

インプラント治療には、審美性や機能性といったメリットがありますが、一方で注意すべき点やリスクも伴います。治療方法の選択にあたっては、それぞれの特徴をしっかり理解し、納得した上で進めることが大切です。
治療を検討中の方は、お気軽に当院までご相談ください。あなたに最適な治療プランをご提案いたします。

 

Q1:喫煙している場合、インプラント治療に影響はありますか?
A1:喫煙していても治療は受けられます。しかし、タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質は、インプラントの脱落やインプラント周囲炎などを引き起こす原因です。マイナス面での影響が大きいため、治療を希望される方は、禁煙をおすすめします。

Q2:インプラント治療は自費診療ですか?
A2:インプラント治療は、基本的に自費診療です。保険適用となるケースもありますが、事故や先天性の病気で大きく顎の骨を欠損しているなど、ごく一部の症例に限ります。当院では、デンタルローンやクレジットカードの利用が可能です。お気軽にご相談ください。

記事監修 医療法人松林歯科 院長 松林 忠敏

深谷矯正歯科 院長 深谷哲郎

略歴

  1. 1987年

    城西歯科大学卒業 歯科医師免許取得

  2. 1989年

    スウェーデン・イエテボリ―大学内ブローネマルククリニックにてオッセオインテグレーション・インプラント・コース受講

  3. 1992年

    千葉県習志野市にて開業

  4. 1996年

    アメリカ・ボストン・シンポジウム参加

  5. 1996~1999年

    ブローネマルクオッセオインテグレーションセンター東京(BOC)にて非常勤勤務

  6. 1997~2003年

    アメリカ・サザンカリフォルニア・デンタル・セミナー参加

  7. 1998年

    カナダ・マギール大学主催エステティック98参加

  8. 1998年12月

    医療法人社団泰照会理事長に就任

  9. 1999~2003年

    スウェーデン・ブローネマルクオッセオインテグレーションセンターにてセミナー参加

  10. 2004年

    アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ大学医学部
    分子生物遺伝子工学センター客員研究員として赴任

  11. 1992~2004年

    医療法人社団泰照会理事長、コスモス歯科クリニック・津田沼南歯科両院院長歴任

  12. 2005年

    東京都渋谷区にて松林歯科開院 現在、松林歯科院長

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